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庚申塔探訪記

出版社名 三省堂書店/創英社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-87923-208-3
4-87923-208-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 248P 図版82P 22cm

商品内容

要旨

野に伏せる、硬い石に刻銘されたいにしえの人々の固い意思を温ねる。日本は石造物で溢れている。童謡に歌われるお地蔵さま、睦まじいアベックの道祖神、片膝思案の如意輪観音さま。本書は、なかでも「庚申塔」に着目する。それらの魅力、奥深い世界については未だ十分に語られていない。庚申信仰は、古く室町時代に遡り江戸期に隆盛を見た、とされている。現代、庚申塔に刻まれた忿怒相は、残念ながら子供達には不人気のようだ。しかし、その世界に少しでも歩を踏み入れた者にとっては、何とも愛嬌豊かである。

目次

庚申塔とは何か
庚申塔の主役 青面金剛
謎多き従者 ショケラ
影の主役 猿
揺籃期の庚申塔
百花繚乱 各種の本尊
特殊な形の庚申塔
庚申講中奉納物
綿々と続く信仰の証 百庚申、千庚申
衰えぬ人気 文字塔
庚申塔のユーモア
庚申講関連の品々
文化財の保護
関西の庚申堂訪問記

著者紹介

武藤 祐嗣 (ムトウ ユウジ)  
昭和17年生まれ。平成11年同社退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)