• 本

七〇歳の絶望

角川新書 K−173

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-04-082003-3
4-04-082003-7
税込価格 902円
頁数・縦 229P 18cm

商品内容

要旨

どんなに豊かな人生でも「死ぬ限り」絶望的である。中島義道、七〇歳―。老境を迎えた哲学者の心境とその日々。

目次

二〇一六年七月 私は少しずつ丹念に未来を殺害してきた
二〇一六年八月 「先生、晩年の心境はいかがですか?」
二〇一六年九月 いま急激に「世界観」も「私観」も変わりつつある
二〇一六年十月 私は、ひたすら自分を救うために書いている
二〇一六年十一月 人生のすべての苦しみは「私がいる」と思い込んでいること
二〇一六年十二月 あと何年ここまで歩いて登ってこられるだろうか
二〇一七年一月 私はこういう記念日が嫌いなので、何もしない
二〇一七年二月 過去と未来の絶対的差異性という大きな問題
二〇一七年三月 私は息をしているあいだは希望をもっている
二〇一七年四月 彼らを見渡しながら、過去とは何か、ふたたび考える
二〇一七年五月 じつは誰も真の意味で憎くはなく、恨めしくもないのだ
二〇一七年六月 すべてを「逆の視点」から見直すと見通しがよくなる
二〇一七年七月 「ハッピー、バースディ、トゥー、ユー!」

おすすめコメント

みなさん。どうせ絶望するのだから、哲学しましょう。 どれほど豊かな人生でも「死ぬ限り」絶望的である。中島義道、七〇歳――。老境を迎えた哲学者の心境とその日々。

著者紹介

中島 義道 (ナカジマ ヨシミチ)  
1946年生まれ。東京大学教養学部・法学部卒業。同大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部哲学科修了。哲学博士。専門は時間論、自我論。「哲学塾カント」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)