私の頭が正常であったなら
角川文庫 や53−4
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2021年1月 |
ISBNコード |
978-4-04-110904-5
(4-04-110904-3) |
税込価格 | 748円 |
頁数・縦 | 285P 15cm |
商品内容
要旨 |
最近、夫婦は部屋でおかしなものを見るようになつた。妻は“幽霊ではないか”とかんがえ始める。理系の妻と謎を追い始めた主人公が辿り着いた意外な真相とは―「世界で一番、みじかい小説」。東日本大震災で妻子を失った男の心情を描き、読者の感涙を誘う「トランシーバー」、別れた夫に愛娘と心中された主人公を描いた表題作など“切なさ”の名手が描く日常と非日常のあわい。恐ろしく美しい8つの“喪失”の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
私の哀しみはどこへゆけばいいのだろう――切なさの名手が紡ぐ喪失の物語。元夫によって愛する娘を目の前で亡くした私は、心身のバランスを崩していた。ある日の散歩中、助けを求める小さな声を拾う。私にしか聞こえない少女の声は、幻聴か、現実か。悲哀と祝福に満ちた八つの物語。