• 本

空を飛ぶパラソル

改版

角川文庫 ゆ2−7

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-04-110972-4
4-04-110972-8
税込価格 704円
頁数・縦 310P 15cm
シリーズ名 空を飛ぶパラソル

商品内容

要旨

地方新聞社の記者である「私」はいつもスクープを探している。取材の道中、派手なパラソルを持った女が機関車に飛び込むところを目撃した。特ダネを求めるあまり、私は女を見殺しにしてしまう。吸い寄せられるかのように女の屍体を検めると、驚愕の事実が明らかとなった。記者を巻き込んだ2つの悲劇を描く表題作をはじめ、あなたの心を徐々に蝕む、身の毛もよだつ物語の数々。怪奇小説の帝王からの、恐怖の世界への招待状!

出版社・メーカーコメント

甘やかな幻想世界への招待状。「いなか、の、じけん」はじめ全8編を収録新聞記者である私は、美貌の女性が機関車に轢かれる様を間近に目撃する。思わず轢死体の身元の改めると、衝撃の事実が続々と明らかになって……。読者を魅了してやまない、文壇の異端児による絶品短編集。

著者紹介

夢野 久作 (ユメノ キュウサク)  
1889年福岡県に日本右翼の大物、杉山茂丸の長男として生まれる。幼名杉山直樹。夢野久作とは福岡の方言で「夢想家」の意。慶應義塾大学文学部中退。禅僧、農園主、能の教授、新聞記者と、種々の経歴をもち、1926年「あやかしの鼓」を雑誌発表して作家生活に入る。36年春、47歳の生涯を終えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)