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文豪と怪奇

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-04-111734-7
4-04-111734-8
税込価格 2,090円
頁数・縦 265P 19cm

商品内容

要旨

文豪の人生と怪奇との関わりを追求した評論エッセイ、文豪自身の言葉を堪能できるアンソロジー、さらに読み手の世界を広げる評伝・読書案内の各文豪3パート。図版も多数!

目次

泉鏡花―怪奇ハンター鏡太郎、心霊スポットに挑む!?
芥川龍之介―柳花の流れに龍子あり、おばけずきの申し子として
夏目漱石―仄暗き生の深淵にひそむ死と夢と乙女のまぼろし
小泉八雲―幽霊に憑かれ魅せられぐるり地球をひとめぐり
小川未明―マレビトたちが誘う仄暗き北辺の魔処
岡本綺堂―百物語の夜は更けて…
佐藤春夫―化物屋敷のスペシャリスト!?
林芙美子―わが身は憶えている…霊異と戦慄の記憶
太宰治―騙りて語れ、イタコのごとく死者のごとく
澁澤龍彦―高層ビルのホテルで妖女とラブ・アフェア

出版社・メーカーコメント

なぜ、文豪たちは「おばけ」が好きなのか!? 文豪たちが遭遇したリアルな怪異エピソード×アンソロジー×評伝・読書ガイドのトリプル構成で迫る、誰も知らない、文豪の世界。 史上名高い文豪たちは、何故かそろって「おばけずき」だった!怪奇譚の側面から文豪の生涯・著作を紐解いた画期的文豪案内。文豪の人生そのものと「怪奇」との関わりを追究した、メイン本文パートである評論エッセイ(文豪たちが遭遇したリアルな怪異エピソード多数!)、かれら自身の言葉で「怪奇」の世界、著作のエッセンスを堪能できるミニ・アンソロジー(懇切丁寧な書き下ろし解題付き)、更に世界を深め読み手の世界を広げる評伝・読書案内で、各文豪の魅力に迫る!図版も多数掲載。 【収録文豪】泉鏡花、芥川龍之介、夏目漱石、小泉八雲、小川未明、岡本綺堂、佐藤春夫、林芙美子、太宰治、澁澤龍彦 『怪と幽』連載「文豪たちの幽と怪」に大きく加筆修正を加え書籍化。 装画・本文扉絵 =北村紗希(型染・切り絵作家)

著者紹介

東 雅夫 (ヒガシ マサオ)  
アンソロジスト、文芸評論家。1958年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。「幻想文学」「幽」の編集長を歴任。『遠野物語と怪談の時代』で第64回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)