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複眼人

角川文庫 コ22−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-04-114689-7
4-04-114689-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 427P 15cm

商品内容

要旨

次男が生きられない神話の島から追放された少年。自殺寸前の女性教師と山に消えた夫と息子。母や妻を失った先住民の女と男。事故で山の“心”に触れた技術者と環境保護を訴える海洋生態学者。傷を負い、愛を求める人間たちの運命が、巨大な「ゴミの島」を前に重なり合い、驚嘆の結末へと向かう―。人間と生物、自然と超自然的存在が交錯する世界を、台湾現代文学を牽引する作家が圧倒的スケールで描く感動巨編。

出版社・メーカーコメント

太平洋に浮かぶ神話的な島と、近未来の台湾。二つの島に巨大な「ゴミの島」が押し寄せる時、謎の「複眼人」が姿を現す−−。世界14か国で翻訳。台湾現代文学の担い手による代表的長編、待望の本邦初訳!

著者紹介

呉 明益 (ゴ メイエキ)  
1971年台湾・台北生まれ。小説家、エッセイスト。国立東華大学華文文学科教授。輔仁大学マスメディア学部卒業、国立中央大学中国文学部で博士号取得。1997年に短編集『本日公休』でデビュー。二作目の長編となる本作で一躍脚光を浴び、14か国で翻訳された。台湾現代文学を代表する作家の一人
小栗山 智 (オグリヤマ トモ)  
日中通翻訳者。東京外国語大学中国語学科卒業、台湾輔仁大学翻訳学研究所日中通訳筆訳科修了。香港で放送通訳、金融翻訳などのインハウス通翻訳を経て、現在はフリーランス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)