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西郷隆盛語録

角川ソフィア文庫 SP G−106−1

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-04-321608-6
4-04-321608-4
税込価格 880円
頁数・縦 344P 15cm

商品内容

要旨

維新の大功労者でありながら、新政府の下、なぜ西郷は薩摩へ下野し、士族とともに散ったのか。彼が心で描き、行動で示してきたものとは何だったのか。島への流罪、藩政改革と討幕戦争、そして征韓論争と西南戦争。過酷な運命を前に、折にふれ綴った手紙や詩文、ふと漏らした言葉の中に、その足跡と思想の根幹を見出す。「事の成否を問わぬ」決意を貫き、人間として政治家として、今なお賞賛される英雄の生涯とその心情に迫る。

目次

1 詩と語録(人を相手とせず、天を相手にせよ―西郷南洲遺訓
夢幻の名利を争わず―詩と人生
詐謀と至誠のはざまを生きて―書簡でつづる我が人生と革命)
2 西郷隆盛論―政治家の原像(英雄
革命
退場)

出版社・メーカーコメント

西郷隆盛の生涯を辿り、不世出の英雄の思想を考察する名著!「大誠意」「敬天愛人」。その器の大きさから、勝海舟さえも讃嘆せしめた西郷隆盛。しかし彼は幕末の激浪を乗り切った後、自ら破局への道を辿っていく。詩文や遺訓を通して、不世出の英雄が刻んだ思想と生涯に迫る!

著者紹介

奈良本 辰也 (ナラモト タツヤ)  
1913年(大正2)、山口県生まれ。歴史家。38年(昭和13)、京都帝国大学文学部卒業。立命館大学教授などを務めた後、在野の京都知識人として活躍。2001年(平成13)3月、逝去
高野 澄 (タカノ キヨシ)  
1938年(昭和13)、埼玉県生まれ。同志社大学文学部卒業後、立命館大学大学院に学び、同大学助手を経て作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)