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雪国の春 柳田国男が歩いた東北

新版

角川ソフィア文庫 SP J−102−2

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-04-408302-1
4-04-408302-9
税込価格 792円
頁数・縦 267P 15cm

商品内容

要旨

日本民俗学の金字塔『遠野物語』を刊行した十年後、柳田は一ヶ月半をかけて東北各地を訪ね、土地の人々と交わる。その旅行記“豆手帖から”をはじめ、風土と気候が一国の学問芸術に及ぼす影響を述べた“雪国の春”、六年後に再訪した小子内の宿への思いを綴った“清光館哀史”など十編を所収。明治から昭和初期の日本を記録、日本民俗学の父と呼ばれた偉大な先人による、東北を深く考察する文化論。

目次

雪国の春
『真澄遊覧記』を読む
雪中随筆
北の野の緑
草木と海と
豆手帖から
清光館哀史
津軽の旅
おがさべり―男鹿風景談
東北文学の研究

著者紹介

柳田 国男 (ヤナギタ クニオ)  
1875年、兵庫生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。1935年、民間伝承の会(のち日本民俗学会)を創始し、雑誌「民間伝承」を刊行、日本民俗学の独自の立場を確立。1951年、文化勲章受章。柳田の目標は日本独自の民俗学の確立にあり、調査対象は海山の民から平地の稲作農耕民へと変化した。1962年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)