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君主論

新版

角川ソフィア文庫 SP G−205−1

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-04-408609-1
4-04-408609-5
税込価格 748円
頁数・縦 254P 15cm

商品内容

要旨

権力とは何か、国家とは何か、そして君主は何をなすべきなのか。ルネサンス期、分裂していたイタリアを強力な独立国とするため、外交官・政治家であったマキアヴェッリが、非情な政治の理論を大胆に提言。軍事や外交の実経験と多くの事例をもとに、政治を道徳から切り離し、純粋に有効な統治方法を追求した。近代政治学の先駆として「マキアヴェリズム」の語を生み、今なお有用な示唆を与える比類なき論考。

目次

君主国にはどういう種類があるか、またどういう方法でそれを手に入れるかについて
世襲君主国について
混合君主国について
アレクサンドロスに征服されたダレイオス王国では、アレクサンドロスの死後その後継者に対して、どういう訳で謀叛を起こさなかったのか
占領されるまではそれぞれ固有の法令の下に存続していた都市あるいは君主国は、これをどういうふうに治めていかなければならないか
おのが手勢によって勇敢にかちえた新しい支配権について
他人の軍勢と幸運とのおかげで手に入れた新しい君主国について
凶悪な振舞いによって君位に登った者どもについて
市民君主国について
君主国の国力はすべてこれをどういうふうにして測定しなければならないか〔ほか〕

著者紹介

マキアヴェッリ,ニッコロ (マキアヴェッリ,ニッコロ)   Machiavelli,Niccol`o
ルネサンス期、フィレンツェの政治思想家。1469年生まれ。フィレンツェ共和国書記官として軍事・外交に携わり、イタリア諸国をはじめ近隣諸強国との折衝を行う。しかし、メディチ家が共和制を倒す1512年以後、職を追われ失意のなかで著述に専念。政治と歴史を宗教・道徳の価値観から離して論じ、近代政治学・歴史学の礎を築いた。1527年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)