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死者と先祖の話

角川選書 595

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-04-703594-2
4-04-703594-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

とどまることのない延命長寿化のなか、みずからや家族の死を「どのような形で迎えたらよいのか」という問いが、いま私たちを苦しめている。無葬無墓・散骨葬・寺院消滅・脱宗教―死を棚上げしたまま肥大化する社会現象に、解決への糸口は見つかるのだろうか。折口信夫『死者の書』と柳田国男『先祖の話』という、戦時下に著された二つの書を導きに、鎮魂・供養・往生・看取り等から、日本古来の信仰や死生観を見つめ直す。

目次

第1章 戦後と東北
第2章 英霊と鎮魂
第3章 供養と骨
第4章 折口と柳田
第5章 往生と看取り
第6章 死と生

おすすめコメント

死を思え、死者を凝視めよ。グレーゾーンを生きる現代人への著者入魂の書 日本人は死をどのように受け止めて、死者はどう供養され、先祖たちはどのように祀られてきたのか。この国の「死者」と「先祖」をめぐる二つの物語を手掛かりに、生と死をめぐる過去・現在・未来を見つめなおす。

著者紹介

山折 哲雄 (ヤマオリ テツオ)  
1931年生まれ。宗教学者。東北大学文学部印度哲学科卒業。同大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同センター所長などを歴任。著書は『愛欲の精神史』(和辻哲郎文化賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)