武士の道徳学 徳川吉宗と室鳩巣『駿台雑話』
角川選書 671
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2024年6月 |
ISBNコード |
978-4-04-703722-9
(4-04-703722-2) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 298P 19cm |
商品内容
要旨 |
十八世紀初頭、江戸幕府に仕えた朱子学者・室鳩巣。新井白石の推挙により幕儒として召し抱えられた鳩巣は、徳川吉宗が行った「享保の改革」の相談役として活躍。没後も、著書『駿台雑話』が松平定信による「寛政異学の禁」の骨子をなし、明治から昭和戦前にかけて国語教科書に採用されるなど、その影響は近代にまで及ぶ。室鳩巣の歩みと影響を追うことで、思想、歴史、文学などにわたる日本人の道徳観を解き明かす。 |
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目次 |
序章 鳩巣、江戸へ―不遇意識のゆくえ |
出版社・メーカーコメント
徳川吉宗の時代、「侍講」という立場で武士の道徳学を説いた朱子学者・室鳩巣。武家の忠義の話、漢詩・和歌の話、日常的な教訓の話……。本を手掛かりに、近世から近代へと変わりゆく教育デザインを読み解く。