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日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか?

星海社新書 32

出版社名 星海社
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-06-138532-0
4-06-138532-1
税込価格 924円
頁数・縦 283P 18cm

商品内容

要旨

いま、若者を食いつぶすブラック企業がはびこり、20代・30代の過労死や過労自殺が社会問題になりつつある。なぜ奴隷でもないのに死ぬまで働くことになるのか?非正規雇用になるのも過労で鬱になるのも、すべては「自己責任」なのか?経済成長ばかり叫ばれるが、どれだけ成長したら労働環境はマシになるのか?「日本には、過労死するほど仕事があって、自殺するほど仕事がない」と誰かが言ったが、本当にその通りだ。何かが、決定的におかしい。日本はいったいなぜ、こんな異常な国になってしまったのだろうか?本書では、日本の苛酷労働・違法労働の発生原因を一から探り、どうすれば私たちの力で労働環境を良くすることができるのか、その可能性を提示していく。

目次

第1章 「サービス残業」は、なぜなくならないのか?
第2章 労働法は「強い人」だけのものか?
第3章 労働組合の仕事は、「春闘」なんかじゃない
第4章 日本の労働こそが、世界一「資本主義」
第5章 「違法労働」の歴史と構造
第6章 苛酷な労働、そして社会をどうやって「変える」のか?

著者紹介

今野 晴貴 (コンノ ハルキ)  
NPO法人「POSSE」代表。1983年宮城県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程在籍(社会政策、労働社会学)。中央大学法学部在籍中の2006年に、都内の大学生や若手社会人とともにNPO法人「POSSE」を設立。日本の苛酷な労働環境を変えるために、労働相談(年間約600件)や調査活動、政策提言、雑誌「POSSE」の発行など、さまざまな活動を行っている。過労死防止基本法制定連動を支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)