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戦国大名武田氏の戦争と内政

星海社新書 86

出版社名 星海社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-06-138590-0
4-06-138590-9
税込価格 946円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

本書では最新の研究に基づき、甲斐が「乱国」になったとされる明応元年(一四九二)から、約一〇〇年間にわたり甲斐武田氏の興亡を追っていきます。また、甲斐で書かれた年代記『勝山記』にも注目し、災害や飢饉の時代を生きた民衆の動向もご紹介します。戦乱が続いた戦国時代、戦国大名は地域の平和を維持する「公権力」と見なされていましたが、真の姿を、戦争と内政の両面から検討していきます。武田氏はいかにして領国を形成し、戦国大名化していったのでしょうか?近世大名真田氏にも受け継がれたという領国支配は、いかなるものだったのでしょうか?これらを確認する中で、新たな戦国大名像も見えてくることでしょう!

目次

戦国大名とは何か
民衆の視点から見た戦国時代
飢餓と災害、戦乱の時代
甲斐の内乱
信虎の甲斐平定と内政
武田領国の形成と信玄の内政
村と戦国大名
信玄の「西上作戦」と内政
勝頼の内政と武田氏の滅亡
戦国大名の遺産
「天下一統」と戦国時代の終焉

おすすめコメント

「戦争」と「内政」から見えてくる、新たな戦国大名像! 本書では最新の研究に基づき、甲斐が「乱国」になったとされる明応元年(一四九二)から、約一〇〇年間にわたり甲斐武田氏の興亡を追っていきます。また、甲斐で書かれた年代記『勝山記』にも注目し、災害や飢饉の時代を生きた民衆の動向もご紹介します。戦乱が続いた戦国時代、戦国大名は地域の平和を維持する「公権力」と見なされていましたが、真の姿を、戦争と内政の両面から検討していきます。武田氏はいかにして領国を形成し、戦国大名化していったのでしょうか? 近世大名真田氏にも受け継がれたという領国支配は、いかなるものだったのでしょうか? これらを確認する中で、新たな戦国大名像も見えてくることでしょう!

著者紹介

鈴木 将典 (スズキ マサノリ)  
戦国史研究者。1976年東京都生まれ。駒澤大学大学院人文科学研究科歴史学専攻博士後期課程修了、博士(歴史学)。現在、東京都江東区芭蕉記念館学芸員、戦国史研究会委員。元駒澤大学非常勤講師。戦国・織豊期の社会経済史、特に戦国大名武田氏や織田・豊臣政権の支配構造を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)