
水晶幻想・禽獣
講談社文芸文庫
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 1992年4月 |
ISBNコード |
978-4-06-196171-5
(4-06-196171-3) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 317P 16cm |
商品内容
要旨 |
鏡の前の女の意識の流れ、性をめぐる自由奔放な空想と溢れるイメージの連鎖を結晶化させた実験小説「水晶幻想」。亡き恋人を慕い〈輪廻転生〉を想う女の独白「抒情歌」。生きものの死を冷厳に見据える“虚無”の視線「禽獣」。「青い海黒い海」「春景色」「死者の書」「それを見た人達」、「散りぬるを」等、前衛的手法のみられる初期短篇8篇。“死への強い憧憬”を底流とした著者の文学の原点。 |
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出版社・メーカーコメント
川端文学の出発点をなす初期名作8篇収録。昭和初年代、新感覚派の中心にあって種々な前衛的手法を駆使した名篇「水晶幻想」「禽獣」、“死への憧憬”を示す短篇「春景色」「死者の書」「抒情歌」他。