
迷路のなかで
講談社文芸文庫
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 1998年2月 |
ISBNコード |
978-4-06-197602-3
(4-06-197602-8) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 243P 16cm |
商品内容
要旨 |
おなじ外観の家が続く雪に塗りこめられた街の迷路をさまよう敗残兵の姿と、「ライフェンヘルスの敗戦」と題された絵の場面とが交錯し、物語は複雑な軌跡を描きながら展開回帰をくり返す。兵士は銃撃をうけ、居合わせた医者に介抱されながら死ぬが、意表をつく結末が控えている。執拗なまでに幾何学的な描写によって独特の世界を構築し、ヌーボー・ロマンの旗手となったロブ=グリエの代表作。 |
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出版社・メーカーコメント
小説の約束事を越えたアンチロマンの代表作記憶を半ば失った敗残兵が市街という迷路をさまよう姿を、小説が小説という形に向かって収斂してゆく過程そのものを辿るというアンチロマンの手法で描いた傑作。