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雨の裾

出版社名 講談社
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-06-219521-8
4-06-219521-6
税込価格 1,836円
頁数・縦 251P 20cm

商品内容

要旨

病床の母に付き添う男。従う女。死を前に、男と女を結ぶ因果の果て。情愛の芯から匂いたつ官能。表現は極北へ―最新小説集。

出版社
商品紹介

老境にさしかかった男の、つれづれに蘇る遠い日々の記憶。老いと死の影を色濃くたたえる生を描く、現代文学の最高峰。

おすすめコメント

噪がしい徒然 若いころ熱心に読んだ本を読み返す男。文字を追う眼に映る、暮れかけた路地から庭をのぞきこむ人影。踏切り 踏切は暗かった──。警報器が鳴り出したとき、前のほうにただならぬものを目にした。男の背後に忍び寄り、いきなり抱き止めた。春の坂道 坂道をよたよとと、杖にでもすがるようにのぼっていると、うしろからぞろぞろと若いのがついてくる。俺のうしろに以前の俺が続く。その以前の俺のうしろからそのまた以前の俺が続く。夜明けの枕 三十をすぎて司法試験を目指した男。アパートにこもり、一緒に暮らす女が働きに出て生活を支えた。ほか全8篇

著者紹介

古井 由吉 (フルイ ヨシキチ)  
1937年、東京生まれ。東京大学大学院独文学専攻修士課程修了。71年、「杳子」で芥川賞、80年、『栖』で日本文学大賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年、「中山坂」で川端康成文学賞、90年、『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年、『白髪の唄』で毎日芸術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)