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Ank a mirroring ape

出版社名 講談社
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-06-220713-3
4-06-220713-3
税込価格 1,836円
頁数・縦 475P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 深い考察に裏打ちされた、激しくも壮大なドラマ!

    《おまえの姿を見た者がまだ生きているのなら、//おまえの話はすべて嘘、//まだ死んでいないのなら、//おまえの姿を見たはずはない、//もう死んでいるのなら、//見たものを話すことなどできない。》
     2026年、近未来の京都。霊長類研究者の鈴木望と科学雑誌のサイエンスライターをしているケイティ・メレンデスの二人。そして二人の人生に深く関わるダニエル・キュイ。世界的な影響力を持つ元AI研究者でありながらAI分野を見限り、霊長類研究に移った伝説の研究者である。この三人を軸に、登場人物たちの現在と過去を行ったり来たりさせながら、物語は断片的に明かされていく京都暴動へと向かっていく。一頭のチンパンジーと暴徒と化した人々。そこで何が起こったのか?
     ……ということで血と暴力に覆われた激しくも壮大なドラマは、やがて戦慄を伴った衝撃の結末を迎える。そして最後の光景に強く心を揺さぶられました。深い考察に裏打ちされた、とても広い視野を持った物語です。場所や時間がめまぐるしく変わり、知識や情報に溢れた本書は決してとっつきやすい作品とは言えない(読みにくいというわけではない)かもしれません。しかしそれを拒

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    (2017年9月20日)

商品内容

文学賞情報

2018年 第20回 大藪春彦賞受賞
2018年 第39回 吉川英治文学新人賞受賞

要旨

2026年、多数の死者を出した京都暴動。ウィルス、病原菌、化学物質が原因ではない。そしてテロ攻撃の可能性もない。発端となったのは一頭の類人猿。東アフリカからきた「アンク(鏡)」という名のチンパンジーだった―。

おすすめコメント

2026年、多数の死者を出した京都暴動。感染症でもテロでもない。人類初の災厄に、霊長類研究者が立ち向かう。乱歩賞受賞第一作!

著者紹介

佐藤 究 (サトウ キワム)  
1977年福岡県生まれ。2004年に佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)