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すらすら読める方丈記

講談社文庫 な90−1

出版社名 講談社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-06-277396-6
4-06-277396-1
税込価格 572円
頁数・縦 219P 15cm

商品内容

要旨

総ルビつきの原文、中野孝次のわかりやすく、かつ洞察に満ちた現代語訳、そして共鳴する想いを込めた深く真摯な解説が、平家と源氏が争った時代を生きた鴨長明の肉声を今の時代に鮮やかに蘇らせる。大地震、大火、大飢饉、辻風、さらに遷都を体験し、ついには方丈の住居暮らしに本当の安心を得て生き方が心に沁みる。

目次

ゆく河の流れは絶えずして―ゆく河と人生と住居と
玉敷の都のうちに、棟を並べ―人間の生の姿
知らず、生れ死ぬる人―人間存在の根源への問い
予、ものの心を知れりしより―打ちつづいた天変地異と事件
去安元三年四月廿八日かとよ―安元の大火
火元は、樋口冨の小路とかや―猛火が京の都をおそう
人のいとなみ、皆愚なる中に―人間の営為の愚かさ
また、治承四年卯月のころ―治承の辻風
三四町を吹きまくる間に篭れる家ども―実地体験の正直な記録
辻風はつねに吹くものなれど―凶事の前ぶれか〔

おすすめコメント

大地震、大火、飢饉、辻風、福原遷都――混乱と災害に襲われる社会の中で心安らかに生きる知恵を語った名作を中野孝次が自在に訳す。

著者紹介

中野 孝次 (ナカノ コウジ)  
1925年千葉県生まれ。東京大学文学部独文科卒業。國學院大學教授をへて作家活動にはいる。『ブリューゲルへの旅』で日本エッセイスト・クラブ賞、『麦熟るる日に』で平林たい子文学賞、『ハラスのいた日々』で新田次郎文学賞、『暗殺者』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。2004年79歳で他界した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)