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日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか

講談社現代新書 1918

出版社名 講談社
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-06-287918-7
4-06-287918-2
税込価格 902円
頁数・縦 178P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 東京堂書店 神田神保町店より

    祖父や祖母はキツネやタヌキによく化かされたり、だまされたという話を父がしていた。これは何も迷信であるとか昔の人は科学を知らなかったからということではない。戦後の経済発展、科学の進歩、都市化により人間の自然観が変わってしまったのだ。キツネにだまされない我々は果たして幸福なのか? 原発事故で臨界を迎えた「近代化」とは何か考える必読書。

    (2012年4月17日)

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商品内容

要旨

かつては、日本のキツネが暮らしている地域では、人がキツネにだまされたという話は日常のごくありふれたもののひとつだった。それも、そんなに昔の話ではない。キツネに悪さをされた。キツネに化かされた。そういった話は、いまから五十年くらい前の二十世紀半ばまでは、特にめずらしいものではなかった。…ところが一九六五年頃を境にして、日本の社会からキツネにだまされたという話が発生しなくなってしまうのである。一体どうして。本書の関心はここからはじまる。そのことをとおして、歴史学ではなく、歴史哲学とは何かを考えてみようというのが、本書の試みである。

目次

第1章 キツネと人
第2章 一九六五年の革命
第3章 キツネにだまされる能力
第4章 歴史と「みえない歴史」
第5章 歴史哲学とキツネの物語
第6章 人はなぜキツネにだまされなくなったのか

おすすめコメント

ターニングポイントは1965年だった!――私たちの自然観、死生観にそのときどんな地殻変動がおきたか?「キツネにだまされていた時代」の歴史をいまどう語りうるのか?まったく新しい歴史哲学講義。

出版社・メーカーコメント

ターニングポイントは1965年だった! 私たちの自然観、死生観にそのときどんな地殻変動がおきたか? 「キツネにだまされていた時代」の歴史をいまどう語りうるのか? まったく新しい歴史哲学講義。

著者紹介

内山 節 (ウチヤマ タカシ)  
1950年東京生まれ。都立新宿高校卒。哲学者。群馬県上野村と東京を往復しながら暮らし、立教大学や東京大学などで教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)