自伝的女流文壇史
講談社文芸文庫 よJ2
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2016年11月 |
ISBNコード |
978-4-06-290329-5
(4-06-290329-6) |
税込価格 | 1,728円 |
頁数・縦 | 260P 16cm |
商品内容
要旨 |
田村俊子、岡本かの子、林芙美子、宮本百合子…。早熟にして高等女学校に入学した頃から雑誌に投稿を始め、十代の終わりには上京して文壇へと飛び込んだ吉屋信子。一世を風靡した少女小説に加えて数々の新聞小説を手がけ、人望あつく昭和初期の女流文学者会を牽引してきた著者が、強く心に残った先達、同輩の文学者たちの在りし日の面影を直截にして真情こまやかに書き綴った貴重な時代の記録。 |
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目次 |
上海から帰らぬ人―田村俊子と私 |
おすすめコメント
少女小説作家として一世を風靡し、若くして文壇にデビューした吉屋信子が描き上げた、「女流文壇」の草分けともいうべき十人の肖像。男性が中心だった近代日本の文壇史において「女流」と一括りにされながら個性豊かに輝いた女性作家たちの魅力を、折に触れての交流の中から余すところなくすくい上げた自伝的エッセイ。章ごとに一人の作家にフォーカスした構成になっていますので、どこからでも読むことができます。