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現代詩試論・詩人の設計図

講談社文芸文庫 おO7

出版社名 講談社
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-06-290352-3
4-06-290352-0
税込価格 1,836円
頁数・縦 367P 16cm

商品内容

要旨

「折々のうた」で知られた大岡信の評論活動は、二十二歳の時に書かれた『現代詩試論』から始まった。詩人として、詩と信じたものの中でつかんだ言語感覚を、そのまま文字にたたきこむ努力をした。散文でどこまで詩の領域に近づけるか、拡大出来るか。『詩人の設計図』は、「エリュアール論」から、鮎川信夫、中原中也、小野十三郎、立原道造、パウル・クレー等へ及ぶ詩論。

目次

現代詩試論(現代詩試論
詩の必要
詩の条件
詩の構造
新しさについて―『地球詩集』の周辺
詩観について
純粋について)
詩人の設計図(詩人の設計図―現代詩はなにをめざすか
鮎川信夫ノート
メタフォアをめぐる一考察―詩の方法の問題
中原中也論―宿命的なうた
小野十三郎論―歌・批評・リズム
立原道造論―さまよいと決意
エリュアール論
パウル・クレー―線と胚種
シュペルヴィエル論
シュルレアリスム―ひとつの視点
自働記述の諸相―困難な自由)

おすすめコメント

多彩で果敢な評論の出発点『現代詩試論』、初の文庫化。<内容紹介> 「折々のうた」で知られた大岡信の評論活動は、二十二歳の時に書かれた『現代詩試論』から始まった。詩人として、詩と信じたものの中でつかんだ言語感覚を、そのまま文字にたたき込む努力をした。散文でどこまで詩の領域に近づけるか、拡大できるか。『詩人の設計図』は、「エリュアール論」から、鮎川信夫、中原中也、小野十三郎、立原道造、パウル・クレー等へ及ぶ詩論。二〇一七年四月五日、大岡信が永眠した。(中略)ランボー以降、あるいは中原以降、詩人は早熟と相場が決まっているが、それにしても、若き大岡の評価を決定したのは批評であって、その批評たるや、率直に述べてほとんど老成していると形容したくなるほど、完成されているのだ。しかも、文体はあくまでも若若しく新鮮なのである。詩壇が驚倒したのも無理はない。三浦雅士「解説」より

著者紹介

大岡 信 (オオオカ マコト)  
1931・2・16〜2017・4・5。詩人、評論家。静岡県生まれ。東京大学国文科卒。父は歌人の大岡博。学生時代から詩作を始め、大学卒業後、読売新聞記者、明治大学教授、東京芸術大学教授、日本ペンクラブ会長、日本現代詩人会会長など。1972年『紀貫之』で読売文学賞、80年朝日新聞連載『折々のうた』で菊池寛賞、97年朝日賞受賞。2003年文化勲章受章。その他海外の受賞も多く、フランスでの叙勲も3度ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)