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愛欲のローマ史 変貌する社会の底流

講談社学術文庫 2235

出版社名 講談社
出版年月 2014年5月
ISBNコード 978-4-06-292235-7
4-06-292235-5
税込価格 880円
頁数・縦 221P 15cm

商品内容

要旨

恥辱と悪徳を語ることは、その社会の深層に触れることである。過剰な欲望と淫靡な乱行の裏には、ローマ人のどんな心性が潜んでいたのか。放蕩を重ねる娘に手を焼くアウグストゥス。世情の頽廃ぶりに、冷笑から嘲笑を経て義憤へと変わる風刺詩人たちの視線。そして、性愛と家族をめぐる意識の変化が、やがてキリスト教の大発展の土壌を築いていく。

目次

1 この世は恥辱と悪徳に満ち満ちている(アウグストゥスの娘
ユリアの放蕩 ほか)
2 相異なる顔をもつローマ人(二つのローマ
キケロの時代と社会―自由闊達・質実剛建の時代 ほか)
3 表象と心象―歴史の逆説(ホラティウスの冷笑
マルティアリスの嘲笑 ほか)
4 「結婚」と夫婦愛(カエサルは妻に愛をささやいたか
「姦通」は家の汚名 ほか)
5 「自分を見つめる心」と道徳(ある市民の独白
「読み書き能力」について考える ほか)

著者紹介

本村 凌二 (モトムラ リョウジ)  
1947年生まれ。東京大学大学院修了。文学博士(西洋史学)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授を経て、早稲田大学特任教授、東京大学名誉教授。“KODAI:Journal of Ancient History”編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)