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和辻哲郎−人格から間柄へ

講談社学術文庫 2311 再発見日本の哲学

出版社名 講談社
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-06-292311-8
4-06-292311-4
税込価格 1,102円
頁数・縦 310P 15cm

商品内容

要旨

『古寺巡礼』の成功で確固たる地位を築いた和辻は、ハイデッガーや西田幾多郎など、同時代の哲学にも相対しつつ、独自の思考を展開する。仏教研究、日本思想史研究、倫理学と、多様かつ豊饒なその思想の本質とは、どのようなものなのか。「人格」と「間柄」、そして「もの」と「こと」を解明の鍵として、「和辻倫理学」形成の現場を跡づけた力作!

目次

1 あらかじめ喪われたこどもに(死んで生まれる
「もの」と「こと」
「表現」の変容 ほか)
2 表現としての人格(「人格」の変容
『福音書』と『正法眼蔵』
表現・真理・人格 ほか)
3 人格から間柄へ(西田幾多郎
ハイデッガー
「人格と人類性」 ほか)

おすすめコメント

和辻哲郎は、明治22年(1889)に兵庫県で生まれ、30歳にして名著の誉れ高い『古寺巡礼』というベストセラーを刊行します。早熟で、高名な学者として大正から昭和30年まで活躍します。ただし、その終生をかけた仕事とは、倫理学の構築でした。「人」ではなく、「人」と「人」の間、すなわち「人間=じんかん」の学として、倫理学を打ち立てようとしたのです。『古寺巡礼』が、初期の作品であることからもわかるように、仏教を研究し、『正法眼蔵』を読み解き、そして倫理学へ。近代日本の代表的な哲学者のひとり、和辻哲郎の思想は、どのように生成されていったのか。道元、西田幾多郎、ハイデッガー、あるいは仏教、西洋哲学、さらには時代の思潮とさまざまに格闘しながら、近代の代表的哲学者が思想を形成していくさまを、緻密な筆致で描いた力作です。

著者紹介

宮川 敬之 (ミヤガワ ケイシ)  
1971年鳥取県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。大本山永平寺に安居修行。現在、鳥取県天徳寺住職。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)