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アルキビアデス クレイトポン

講談社学術文庫 2408

出版社名 講談社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-06-292408-5
4-06-292408-0
税込価格 886円
頁数・縦 221P 15cm

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商品内容

要旨

自惚れの強い政治家・軍人で、のちにデマゴーグとなるアルキビアデス、そして『国家』にも登場する政治家クレイトポンの名を冠した二つの対話篇。前者では自己を認識することを通して人間一般の理解が試みられ、後者は「徳」のありようを追究するとともに、それを修得する方法を問う。練達の訳者による、ソクラテス哲学の根本を伝える珠玉の二篇!

目次

アルキビアデス
クレイトポン

おすすめコメント

ソクラテス哲学の根本を伝える重要な対話篇、初の文庫版での新訳。本書には二つの対話篇を収めた。『アルキビアデス』は、古来この表題でプラトン集成に収録されてきた二つの作品のうち、より規模が大きく、『アルキビアデス大』や『第一アルキビアデス』と称されてきたものである。この対話篇は「人間の本性について」という副題が添えられてきたことが示しているように、一個人としての「自己」を認識し、その魂のありようを理解すること、さらには「人間」一般というものを認識することを目的としている。あらゆる人にとって重要な、その認識を実現する唯一の方法こそ、言葉を用いて対話すること、つまり相互主体性の実践としての対話であることが、まさにこの対話篇で実践され、証明されている。その意味で、本対話篇はソクラテス哲学に触れようとする人にとって、最良の入門となるものである。続く短篇『クレイトポン』には、古来「徳の勧め」という副題がつけられてきた。その名のとおり、ここではソクラテスによる「徳の勧め」(プロトレプティコス)が説かれるが、のみならず、この対話篇でクレイトポンはそれが「勧め」以上のものではなく、どうすれば実際に徳を身につけることができるのかを問い、その方法を教えることはできないのではないか、という疑問を提示する。その意味で、これは『アルキビアデス』で提示された道を限界まで問いつめた作品であり、二つの対話篇を併せ読むことでソクラテス哲学の神髄に触れることができる。練達の研究者による明快な訳文でソクラテスとともに対話する喜びが、ここにある。

著者紹介

プラトン (プラトン)  
前427‐347年。古代ギリシアの哲学者
三嶋 輝夫 (ミシマ テルオ)  
1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門は、倫理学・ギリシア哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)