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世界探検史

講談社学術文庫 2438

出版社名 講談社
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-06-292438-2
4-06-292438-2
税込価格 1,566円
頁数・縦 497P 15cm

商品内容

要旨

人類の歴史は「探検の歴史」でもあった。太古の人々の移動に始まり、アレクサンドロスの東征、張騫の西域探検、ヨーロッパによる「地理的発見」、近代の植民地獲得競争。そして二十世紀には、南北の極地やアフリカ奥地までが踏破され、人類は深海や宇宙へと進出していく。有名・無名を問わず、古今東西の探検家の足跡を網羅し、発見と革新の歴史をたどる。

目次

序章 世界の探検
第1章 古代人の探検
第2章 中世の探検家たち
第3章 地理的探検時代
第4章 アメリカの探検
第5章 太平洋の探検
第6章 アジアの探検
第7章 アフリカの探検
第8章 極地の探検
むすび 探検時代の終末とこれからの探検

おすすめコメント

人類の歴史は、未知の大地や秘境に挑む「探検の歴史」であった。個々の探検活動は、一見、いかにも探検家自身の好みによって恣意的に行われているかのようだが、よく見ると、それぞれの時代や社会の要求に応じた行動であって、個々の探検もまた「時代の落とし子」なのである。本書は、自身も中央アジアを始め各地を踏査したシルクロード研究で著名な著者が、古代から現代に至る古今東西の探検家の足跡を網羅し、文明史の中に探検行動の意味を位置づけるユニークな人類史である。本書によれば、世界の探検史は6つの時代に区分される。第1期は古代で、太古の人類の移動、フェニキア人の活動、アレクサンドロスの東征、張騫の西方探検、などがこの時代である。第2期は中世で、宗教的な動機からしばしば探検活動が行われ、また、アラブ人や中国人もおおいに活躍した。第3期は、ヨーロッパによるいわゆる「地理的発見時代」で、探検の動機の多くは、商業的利潤の追求だった。第4期は17−18世紀で、未知の航路や沿岸部がくまなく探検され、植民地競争が始まる。第5期は19世紀から20世紀初頭で、植民地競争が激化し、内陸部の調査、地質・動植物・民俗の調査もさかんに行われる。そして、第6期、20世紀には、最後に残された極地、内陸アジア、アフリカ奥地まで解明され、さらに深海や宇宙の探検へと進出しつつあり、探検家は記録を求めて研究探検の領域に入っていく。〔原本:白水社刊、1969年・1996年〕

著者紹介

長澤 和俊 (ナガサワ カズトシ)  
1928年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。現在、早稲田大学名誉教授。専攻は東西交渉史、中央アジア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)