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意味という病

講談社文芸文庫Wide かA1

出版社名 講談社
出版年月 2018年1月
ISBNコード 978-4-06-295515-7
4-06-295515-6
税込価格 1,512円
頁数・縦 345P 17cm

商品内容

要旨

在りもしないものが在るばかりでなく一切がそこからはじまる。ひとが観念をくいつぶすのではなく、観念がひとをくいつぶす。人間の内部という自然を視ようとした劇作家の眼と覚悟を信じた「マクベス論」は、日本のシェークスピア論のパラダイムを劇的に刷新した。一九七〇年代から今日まで、圧倒的な影響を及ぼしつづける批評家・柄谷行人の初期における、明晰かつ強靭な思索の数々。

目次

1(マクベス論―意味に憑かれた人間
夢の世界―島尾敏雄と庄野潤三
私小説の両義性―志賀直哉と嘉村礒多
歴史と自然―鴎外の歴史小説)
2(寒山拾得考
藪の中
小説の方法的懐疑
人間的なもの
平常な場所での文学
場所と経験
生きた時間の回復
時代との結びつき
淋しい「昭和の初期」
ものと観念
掘立小屋での思考
自作の変更について)

おすすめコメント

初期秀抜エッセイ「マクベス論」をはじめ、秀作『マルクスその可能性の中心』につながるその明視力の圧倒的展開を収録。ワイド版。

著者紹介

柄谷 行人 (カラタニ コウジン)  
1941・8・6〜。批評家。兵庫県生まれ。1965年、東京大学経済学部卒業。1967年、同大学大学院英文学修士課程修了。1969年、「“意識”と“自然”―漱石試論」で群像新人文学賞評論部門を受賞しデビュー。以後、日本近代文学への犀利な批評や、マルクス、カントらの独創的読解、交換様式論に基づく世界史論など、多彩な執筆活動を続ける。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授などを歴任。また批評誌『季刊思潮』『批評空間』を創刊した。『マルクスその可能性の中心』(亀井勝一郎賞受賞)ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)