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七十人訳ギリシア語聖書入門

講談社選書メチエ 678

出版社名 講談社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-06-512094-1
4-06-512094-2
税込価格 2,430円
頁数・縦 397P 19cm

商品内容

要旨

紀元前三世紀頃、ギリシアが強大な力を持っていたヘレニズム時代。エルサレムからエジプトに派遣された七十二人のユダヤ人長老たちが、ヘブライ語聖書をギリシア語に翻訳しはじめたという。この通称“七十人訳”が、現存する最古の体系的聖書であり、新興宗教の一つでしかなかったキリスト教を地中海世界に広め、その後の世界宗教としての展開を決定づけることになる―。本書は、七十人訳聖書とは何かをさまざまな視点から明らかにするとともに、ユダヤ教・キリスト教と切り離せない西欧世界の歴史を、ギリシア語という視点から追う試みでもある。

目次

1 なぜギリシア語訳が必要とされたのか―背景としてのアレクサンドリア
2 七十人訳聖書の全貌―聖なる書物群の翻訳と解釈
3 アリステアスの書簡と死海写本―歴史とフィクションのはざまで
4 フィロンとヨセフス―ギリシア語訳聖書を使用した二人のヘレニストたち
5 七十人訳聖書とキリスト教―「聖書」の誕生とローマの支配
6 もっと正しい翻訳を―ユダヤ教徒による修正
7 パピルスとコデックス―聖書写本の歴史
8 七十人訳聖書の印刷本―ラテン語とギリシア語
9 すべては一九世紀の近代語訳からはじまる
10 現代のテクスト研究のために

おすすめコメント

なぜ生まれ、いかにしてキリスト教を変えたのか。現存する最古の「体系的聖書」にして西洋文明の基礎文献の全貌。研究の集大成。

著者紹介

秦 剛平 (ハタ ゴウヘイ)  
1942年生まれ。国際基督教大学卒、京都大学大学院、ドロプシー大学大学院修了。ユダヤ教学博士。多摩美術大学名誉教授。オックスフォード大学およびケンブリッジ大学フェロー終身会員、イェール大学大学院客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)