• 本

大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済

講談社現代新書 2487

出版社名 講談社
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-06-512498-7
4-06-512498-0
税込価格 972円
頁数・縦 318P 18cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

江戸時代の日本に、きわめて先進的な金融市場が存在した。大坂堂島米市場である。多くの海外研究者が「世界初の先物取引市場」としており、米切手という証券による日経225先物などに近い仮想取引が行われていた。江戸幕府と同市場の関係は現代の金融問題にも重要な示唆を与えてくれる。本書では、実際に堂島米市場でどのような取引が行われ、江戸時代の市場経済や政治、社会にいかなる影響を与えていたか、また米価や財政をめぐり江戸幕府がどんなコントロールをしようとしていたか、などを、史料に基づき、金融に詳しくない人にもわかりやすく解説しながら論じている。江戸幕府は市場経済と向き合い、官民連携でさまざまな政策を打ち出し、社会の秩序を守るべく努力していたようだ。著者は神戸大学経済経営研究所准教授で、ミクロ政策分析を専門としている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2018年09月4日]

商品内容

目次

第1章 中央市場・大坂の誕生
第2章 大坂米市の誕生
第3章 堂島米市場の成立
第4章 米切手の発行
第5章 堂島米市場における取引
第6章 大名の米穀検査
第7章 宝暦11(一七六一)年の空米切手停止令
第8章 空米切手問題に挑んだ江戸幕府
第9章 米価低落問題に挑んだ江戸幕府
第10章 江戸時代の通信革命

おすすめコメント

世界初の先物取引市場といわれる大坂堂島の米市場に幕府はいかに対処したか?江戸時代の資本主義の実体を始めて本格的に活写

著者紹介

高槻 泰郎 (タカツキ ヤスオ)  
1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。大阪大学大学院経済学研究科前期博士課程、東京大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。現在、神戸大学経済経営研究所准教授。専門はミクロ政策分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)