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カントの「悪」論

講談社学術文庫 2524

出版社名 講談社
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-06-513160-2
4-06-513160-X
税込価格 1,242円
頁数・縦 301P 15cm

商品内容

要旨

カント倫理学にはアディアフォラ(道徳的に善くも悪くもない領域)が開かれていない。その倫理学に一貫する徹底した「誠実性の原理」。「幸福の原理」を従わせ、自己愛を追求する人間本性に対し「理性」が命ずる誠実性とは何か。人間が悪へ向かう性癖と根本悪、道徳的善さに至る前提としての「自由」とは?カントが洞察した善と悪の深層構造を探る。

目次

第1章 自然本性としての自己愛(カント倫理学を支える信念
「幸福の原理」
定言命法と仮言命法)
第2章 道徳法則と「誠実性の原理」(道徳法則の形式性
道徳法則に対する尊敬
誠実性とは何か?)
第3章 自由による因果性(責任論的解釈
実在論的解釈
因果性と時間性)
第4章 悪への自由・悪からの自由(悪へ向かう性癖
性癖からの自由
最高善)

おすすめコメント

誰も守れないような道徳法則が、なぜ成り立つのか。カントが確立しようとした絶対的に普遍的な倫理学とは何か。その思考の道筋とは?

著者紹介

中島 義道 (ナカジマ ヨシミチ)  
1946年生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院哲学専攻修士課程修了。ウィーン大学で哲学博士号取得。電気通信大学教授を経て、現在は「哲学塾カント」主宰。専攻は時間論、自我論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)