7.24映画戦争2019−2021
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2021年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-521999-7
(4-06-521999-X) |
税込価格 | 3,850円 |
頁数・縦 | 127P 26cm |
商品内容
要旨 |
仲間を見つけ、出資者を募り、場所探しに奔走し、『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』『全員切腹』という3本の映画を撮り続けた豊田利晃。豊田組の現場に張り付き、さらに渋谷スクランブル交差点で「練り歩き」という名の祭りを切り取った名越啓介。二人の三年の共闘で、混迷と分断の時代を象徴するドキュメンタリーフォトブックが完成した。 |
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目次 |
『狼煙が呼ぶ』 |
出版社・メーカーコメント
2019年4月、豊田利晃は拳銃不法所持で警察に逮捕された。祖父の形見であり、錆びて使い物にならないものだったにも関わらず……。警察に移送される豊田の姿はマスコミに大々的に報じられ、SNS上では誹謗中傷が相次いだ。釈放、不起訴になったものの、そのことはほとんど報じられない不条理。そこから「映画監督は映画で返答する」と、怒りを抱えながら『狼煙を呼ぶ』を製作した。続いて2020年、「強欲という物の怪に取り憑かれた社会をお祓いしてやろう」と準備していた『破壊の日』が、新型コロナウィルスという現実的な死の脅威が広がる中、社会の空気を吸い脚本が書き換えられていった。自粛期間の中、出演してくれる役者を探し、撮影場所を探す。撮影期間はロケハンも含めて2週間。クラウドファンディングで資金を募り、完成させた。そして、緊急事態宣言が再び発せられた2021年初頭、憎悪の連鎖を断つこと、憎悪にさらされた人たちに勇気を持たせることを願い『全員切腹』を完成させた。3年間の制作日記とともにカメラマン名越啓介が撮り続けた作品、オフショットを含めた3部作の記録がここに完成した。