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ベイルート961時間 とそれに伴う321皿の料理

出版社名 講談社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-06-526077-7
4-06-526077-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 278P 19cm

商品内容

要旨

「料理の話をしてください」戦争の傷跡が色濃く残る街で、わたしは人々に食べ物の話を聞く。多彩な声と仕草で語られる物語は、万華鏡のように街の肖像を描き出す。異なる民族、宗教、文化をもつ人々が一堂に会する理想の食卓は可能なのか。ベイルート、パリ、東京を往還しながら紡ぐ、多様性に満ちた「食」の思考。フランスで刊行され高く評価された作品を著者自ら邦訳した待望の書。

目次

ホスピタリティ
「この街は幻想の対象であり続ける」
語りの仕分け
トラウマ
わたしのオリエント
何を見ても何かを思い出す
肌に触れる
ベイルート、最初の出会い
空き地
薄暮〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

カタストロフを生き抜く食の力と、心揺さぶる街の記憶。五感のアーカイブとしての「料理本」。 魂のための味覚、そして魂のための栄養素。それが人間にとっての「食」なのだと実感した。――ヤマザキマリねたましい!これはぼくがするはずの旅であり、食べるはずの料理だ。ベイルートにつながるバグダッドの味、イスファハンの味。会ったことはないが、この作者は(彼女が認めてくれるなら)ぼくの分身である。――池澤夏樹「料理の話をしてください」。戦争の傷跡が色濃く残る街で、わたしは人々に食べ物の話を聞く。多彩な声と仕草で語られる物語は、万華鏡のように街の肖像を描き出す。異なる民族、宗教、文化をもつ人々が一堂に会する理想の食卓は可能なのか。ベイルート、パリ、東京を往還しながら紡ぐ、多様性に満ちた「食」の思考。フランスで刊行され高く評価された同作を著者自ら邦訳した待望の書。

著者紹介

関口 涼子 (セキグチ リョウコ)  
1970年東京生まれ。翻訳家、詩人、作家。フランス語と日本語で創作を行う。1989年、第26回現代詩手帖賞受賞。早稲田大学在学中の1993年、詩集『カシオペア・ペカ』を刊行。1997年、東京大学総合文化研究科比較文学比較文化専攻博士課程満期退学。その後パリに拠点を移し、フランス語で二十数冊の著作、日本文学や漫画の翻訳を百冊以上刊行。2012年、フランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを受章。2013年、ローマ賞受賞。訳書にP・シャモワゾー『素晴らしきソリボ』(日本翻訳大賞受賞)などがある。2018年、フランス語で『Nagori』を刊行、4つの文学賞を受賞し、5ヵ国語に翻訳される。ピキエ社刊行の食をめぐる日本文学の叢書「Le Banquet(饗宴)」編集主幹。2022年、本書のフランス語版『961 heures `a Beyrouth(et 321 plats qui les accompagnent)』で第42回フランス−レバノン文学賞審査員特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)