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素数とバレーボール

出版社名 講談社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-06-527934-2
4-06-527934-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 299P 19cm

商品内容

要旨

高校卒業から二十数年。41歳の誕生日を迎えた朝、バレーボール部の仲間「ガンプ君」からメッセージが届く。「41」という数字の美しさを讃えたあとに「500万ドルのストックオプションをプレゼントする」と書かれた謎のメールは他の部員たちの誕生日にも届いていたものだった。真偽もガンプ君の消息も不明のまま「不惑」を迎えた元男子高校生たちは、再会を果たす。「そろそろ隠居かな」と言いつつ、まだ諦めきれない私たち。人生をやり直すのに「遅い」なんてことはない。家庭も仕事も諦めたわけじゃない。それにしても40代。「不惑」を過ぎても迷いっぱなし。

出版社・メーカーコメント

41歳の誕生日。僕らは青春と再会する。今年でいちばん癒やされ小説、誕生!「性善説の小説家が探り当てた、ここが一つの到達点だ――吉田大助」 家庭も仕事もまだ諦めたわけじゃない。それにしても40代。不惑は過ぎても迷いっぱなし。――四十にして惑わずなんて、嘘じゃん。 高校卒業から20数年。41歳の誕生日を迎えた朝、高校のバレーボール部の仲間「ガンプ君」からメッセージが届く。「41」という数字の美しさを讃えたあとに「500万ドルのストックオプションをプレゼントする」と書かれた謎のメッセージは他の部員たちの誕生日にも届いていたものだった。真偽もガンプ君の消息も不明のまま「不惑」を迎えた元男子高校生たちは、再会を果たす。仕事もひと段落。家庭も安泰。興奮するような新鮮な出来事なんて、もう簡単には起こらない。ちょっと人生がつまらなくなってきた男たち。「そろそろ隠居かな」と言いつつ……実はまだ「男として」人生を諦めきれていなかった。 不倫、やめる?離婚、する?恋、する?出世、できる?左遷、された? 様々な「不惑」の人生の岐路に立つとき、届いた旧友からのメッセージ。彼らは何を選択するのか。優しさには、力がある。

著者紹介

平岡 陽明 (ヒラオカ ヨウメイ)  
1977年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2013年『松田さんの181日』で第93回オール讀物新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)