• 本

檸檬の棘

講談社文庫 く74−3

出版社名 講談社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-06-528038-6
4-06-528038-9
税込価格 704円
頁数・縦 182P 15cm

商品内容

要旨

挨拶もなく消えた父。「特別な子供」になりたかった十四歳の栞は、父への怒りを拠り所に青春期を過ごす。十年後、父がもう長くないとの連絡が入る。あれだけ囚われ、憎しみ続けた存在が死ぬ―。空虚な現実を前に、栞の胸に去来するものは。鋭利な筆致で心を抉る、歌手にして小説家の異才が放つ魂の私小説。

出版社・メーカーコメント

十四歳。私は父を殺すことに決めた――。孤高のミュージシャン、そして小説家・黒木渚が描き出す、切り傷だらけの青春譚。

著者紹介

黒木 渚 (クロキ ナギサ)  
宮崎県出身。大学時代に作詞作曲を始め、ライブ活動を開始。文学の研究にも没頭し、大学院まで進む。2012年に「あたしの心臓あげる」で歌手デビュー。2014年からソロ活動を開始。2017年にアルバム『自由律』限定盤Aの付録として書き下ろされた小説「壁の鹿」を、『本性』と同時に刊行し小説家としての活動も始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)