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沖縄の旅・アブチラガマと轟の壕 国内が戦場になったとき

集英社新書 0036

出版社名 集英社
出版年月 2000年6月
ISBNコード 978-4-08-720036-2
4-08-720036-1
税込価格 836円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

沖縄県本島南部にはガマとよばれる自然洞窟がいくつもある。半世紀前の戦争中にこのガマは避難壕として軍・民双方に使用されていた。本書に登場する「アブチラガマ」も「轟の壕」もそうした避難所のひとつだった。ガマでなにが起こっていたのか。人びとの忘却の彼方にあったこれらガマの記憶をたどる石原教授たちの調査行は、取材開始から25年の歳月を要することになる。半世紀をへて、よみがえる真実とはなんだったのか?裁かれざる「犯罪」は放置されたまま、闇のなかに眠るのか。「洞窟の惨劇」はいま姿を現そうとしている。

目次

第1部 アブチラガマ(糸数壕)―陣地・病院・軍民同居の洞窟(洞窟陣地壕―1945年2月〜4月30日
南風原陸軍病院糸数分室―1945年5月1日〜6月2日
軍民一体化―1945年6月3日〜8月22日)
第2部 轟の壕―日本兵が支配した洞窟(沖縄県庁職員
女子防空監視隊員
避難民)
補遺編 沖縄戦の経過

出版社・メーカーコメント

沖縄本島南部、ガマと呼ばれる自然洞窟は、かつて軍と住民が米軍の攻撃を逃れるために使用した避難壕だった。25年の歳月をかけて石原教授が検証した証言が明らかにする「壕の闇の真実」は何か?