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生きている江戸ことば

集英社新書 0045

出版社名 集英社
出版年月 2000年7月
ISBNコード 978-4-08-720045-4
4-08-720045-0
税込価格 748円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

東京っこに引きつがれている「江戸ことば」は、江戸川柳のなかにみることができる。江戸川柳を読むと、現代にくらべて、その精神土壌がとても豊かだったことがわかる。表現の豊富さ、多彩さに、目をみはるばかりである。ことばの持つ力、面白さ、ついで江戸人たちの心の大きさ、豊かさ、人間のおかしさがうかがえる。愚かさを笑いに転化する慧知はすばらしい。「子が出来て川の字形に寝る夫婦」「役人の子はにぎにぎをよく覚え」「初がつお是も左りのみみで聞き」「りちぎものまじりまじりと子ができる」など。

目次

相ぼれ
垢がぬけ
秋渇
朝っから
あがりもの
あら世帯
赤がしら・青びょうたん
いけ
いっち
居ずまい〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

もはや死語となった江戸ことばは、江戸川柳のなかにみることができる。「こわい顔したとて高が女房なり」この句の「高が」が江戸ことばである。意味は結局、つまるところ。江戸ことばを改めて見直す。