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集団的自衛権と日本国憲法

集英社新書 0128

出版社名 集英社
出版年月 2002年2月
ISBNコード 978-4-08-720128-4
4-08-720128-7
税込価格 836円
頁数・縦 253P 18cm

商品内容

要旨

2001年9月11日の米国同時多発テロ事件は、世界に衝撃を与えた。NATOは1949年発足以来初めて集団的自衛権の発動を決めた。日本政府はテロ対策特別措置法を成立させた。ここで改めて問われたのが「集団的自衛権」であり、「憲法との抵触」である。著者は、集団的自衛権の本質は「他衛」であり、自衛ではないと断言する。本書では国連憲章の規定する集団的自衛権について、歴史を踏まえ検証する。さらに、日本国憲法にこめられた平和の思想、戦後の日米関係を考察する。新しい国際の平和と安全、日本の役割に関わる、正確な認識をもつために。

目次

第1章 なぜいま集団的自衛権なのか―アメリカの軍事戦略と日米軍事関係
第2章 自衛権の歴史―集団的自衛権という考え方はどのようにして生まれたのか
第3章 国連と戦争―国連は国際の平和と安全を維持できるか
第4章 憲法と日米安全保障体制の歴史―保守政治はいかに憲法をゆがめてきたか
第5章 詭弁を弄するだけの日本の安全保障論議―保守政治はいかに日本を誤らせているか

出版社
商品紹介

9月11日の米同時多発テロ事件以後、世界の動向は変わった。他衛を本質とする集団的「自衛権」とは何か。

出版社・メーカーコメント

2001年9月11日の米同時多発テロ事件以後、世界の動向は変わった。他衛を本質とする集団的「自衛権」とは何か。テロ対策特別措置法の示す危険領域、新しい国際の平和と安全、日本の安全保障政策を問う。

著者紹介

浅井 基文 (アサイ モトフミ)  
1941年愛知県生まれ。東京大学法学部中退。63年外務省入省。条約局国際協定課長、アジア局中国課長、駐英公使などを歴任。88年東京大学教養学部教授、90年日本大学法学部教授を経て、92年から明治学院大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)