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ナショナリズムの克服

集英社新書 0167

出版社名 集英社
出版年月 2002年11月
ISBNコード 978-4-08-720167-3
4-08-720167-8
税込価格 770円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

在日の立場から、長年、「日本」について鋭い批判と分析をつづけてきた姜尚中と、オーストラリア在住の国際的博奕打ちで作家の森巣博という、異色の対談が実現しました。テーマは、一九九〇年代以降、日本に吹き荒れている、ナショナリズムの嵐です。第一部で、日本型ナショナリズムの歴史を通観。第二部で、グローバル化によって変質する国民国家像と、国境なき後の世界の未来について、刺激的な意見交換を繰り広げます。国家とは何か、民族とは何か、故郷とは何か。本書は、ナショナリズムを理解し、何者をも抑圧しない生き方を模索するための入門書です。

目次

第1部 ナショナリズム/自由をめぐる対話―東大教授、豪州博奕打ちに会いに行く(石原慎太郎の「中国人犯罪者民族的DNA」発言を容認してしまう空気は何か?
姜尚中教授の特別課外授業スタート!講座名はズバリ、「日本ナショナリズム小史」
知られざる在日韓国・朝鮮人二世の青春―経済ナショナリズム体制下の、姜尚中の個人的体験)
第2部 グローバリズム/故郷をめぐる対話―豪州博奕打ち、東大教授に会いに行く(知られざる和製イージー・ライダーの青春―グローバリズムの渚における、森巣博の個人的体験
民族概念をいかに克服するか
無族協和を目指して)

おすすめコメント

湾岸戦争からアフガン空爆まで、90年代以降の言論を覆うナショナリズムの影。その歴史と、国境なき後の世界の未来を語り合った対談集!国家とは、故郷とは。ナショナリズム理解の最良の入門書、登場!

出版社・メーカーコメント

東大教授と、オーストラリア在住の国際博奕打ちによる異色の対談集。90年代に猛威をふるったナショナリズムの流れをわかりやすく整理。70年代当時の在日の学生運動の話など、貴重な証言も収録!

著者紹介

姜 尚中 (カン サンジュン)  
1950年生まれ。東京大学社会情報研究所教授。選考は政治学・政治思想史
森巣 博 (モリス ヒロシ)  
1948年生まれ。オーストラリア在住の国際的博奕打ちにして、ジャンル横断的な異色の作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)