• 本

ホンモノの思考力 口ぐせで鍛える論理の技術

集英社新書 0200

出版社名 集英社
出版年月 2003年7月
ISBNコード 978-4-08-720200-7
4-08-720200-3
税込価格 726円
頁数・縦 201P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • フランス人に学ぶ、二項対立思考を使って論理力を鍛えよう

    日本人は議論が苦手だと、よく言われます。 大学の授業でも、発言をしないでうつむいている日本人は多いそうです。 フランス人、もしくはヨーロッパの人々は、論理的な話し方を好むようです。 芸術家や政治家などの言葉を引用して、どんどん自分の考えを発表します。 少しぐらい間違ったことを言っても、態度は堂々としているとか。 自己表現が苦手な日本人とは対照的です。 誰もが最初から、ホンモノの思考力を身につけているのではなく、練習や努力に よって、獲得していくものだということが、この本からよく分かります。 二項対立思考の方法を取り入れていくうちに、1つのことを考える時、必ず2つ の側面から考えるようにするといいですね。 その習慣が、確かなホンモノの思考力への第一歩なのかもしれません。

    (2006年5月9日)

商品内容

要旨

あなたは論理的な思考のできる人だろうか?知性をもった話し方で、自分の考えを示しているだろうか?議論の最中に話の筋がずれてしまったり、周囲の失笑をかったりしたことは?本書は、二項対立思考、型思考、背伸び思考といった著者独自の方法論で、知的に見える話し方や他人の意見の知的な分析方法、スルドイ質問や反論の仕方などを伝授する。そして、最終的に「ホンモノの思考力」を手に入れることを目指すものだ。まずは、「口ぐせトレーニング」から始めてみよう。見よう見まねで言葉にするうちに、考え方の基本が身につき、論理の技術も手に入る。もうこれで、バカとみなされることもない。議論も会議も怖くない。あなたの知性はホンモノになる。

目次

第1章 二項対立思考と型思考と背伸び思考
第2章 二項対立で考えを練る
第3章 「型」を用いて知的に話す
第4章 「型」を用いて他者の意見を知的に理解する
第5章 「型」を用いて知的に反論する
第6章 背伸びをして知識を自分のものにする

出版社・メーカーコメント

いかに頭をよく見せるか?をテーマに思考力の磨き方を伝授する。口ぐせで考え方の基本を身に付け、論理の技術を学ぶ。外面から出発して初めて、中身もついてくる! 「ホンモノ」シリーズの真骨頂だ。

著者紹介

樋口 裕一 (ヒグチ ユウイチ)  
1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程修了。仏文学、アフリカ文学の翻訳家として活動するかたわら、小論文の指導に携わり、独自の小論文指導法を確立。小論文指導ゼミナール「白藍塾」主宰、東進ハイスクールでも指導にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)