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余白の美酒井田柿右衛門

集英社新書 0267

出版社名 集英社
出版年月 2004年11月
ISBNコード 978-4-08-720267-0
4-08-720267-4
税込価格 836円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

色絵磁器の最高峰、柿右衛門。その最大の特徴は赤絵の華麗な絵柄とともに、『濁手(にごしで)』と呼ばれる乳白色の磁肌にある。江戸時代に生まれ、一時途絶えていた濁手の技術を甦らせた十二代、十三代柿右衛門とその工房。そして、十二代の祖父、十三代の父から伝統と工房を受け継ぎ、傑作を生み出してきたのが十四代柿右衛門だ。祖父、父から受けた薫陶、やきものを作る実際の工程など、人間国宝でもある十四代が初めて語った柿右衛門の美の神髄。歴代柿右衛門の作品解説もあわせて、柿右衛門窯のすべてがここに明かされる。

目次

1 わたし(職人気質というものは
十二代と十三代
三代で一人前 ほか)
2 つくる(有田のやきもの
石を砕く
泉山の石 ほか)
3 あじわう(柿右衛門窯とその様式
様式の特徴
色絵 牡丹菊文 蓋付 壺 ほか)

おすすめコメント

江戸前期に始まり、世界の陶磁器に影響を与えた色絵磁器の最高峰、柿右衛門。人間国宝である十四代当主が、至高のやきものを支えてきた職人芸を人間味豊かに語る、名門窯400年の美の秘密!

出版社・メーカーコメント

柿右衛門様式の美の秘密が初めて明らかに!日本の陶磁器の最高峰とも言われる柿右衛門。受け継がれてきた技術、職人芸の大事さ、やきものの心を人間国宝の十四代当主が初めて語る。歴史と個人的な精進が生み出す美の秘密が今、明らかに。

著者紹介

十四代酒井田 柿右衛門 (ジュウヨンダイサカイダ カキエモン)  
1934年佐賀県有田町生まれ。多摩美術大学日本画科卒業。1971年、日本工芸会正会員となる。1982年十四代柿右衛門を襲名。2001年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。2002年、日本工芸会常任理事に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)