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ゲノムが語る生命 新しい知の創出

集英社新書 0270

出版社名 集英社
出版年月 2004年11月
ISBNコード 978-4-08-720270-0
4-08-720270-4
税込価格 836円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

地球上の生物は必ず細胞をもち、そこにはDNAがあり、人間も例外ではない。すべての生物のゲノムには、生命の起源からの歴史が書き込まれている。生物は皆仲間であり、人間も生きものの一つなのだ。しかし、生命の時代とも言われる二十一世紀、生命科学研究が飛躍的に進展する中で、果たして科学技術文明は正しい方向に向かっているだろうか?もう一度、日常の感覚、生きもの本来の感覚から、「生きているとはどういうことか」を、捉え直す時期に来ているのではないだろうか。「生きる」「変わる」「重ねる」「考える」「耐える」「愛づる」「語る」という七つの動詞をキーワードに、生命を基本とする知の可能性をさぐる。

目次

はじめに 「生きる」―生きものとしての人間
第1章 変わる―科学技術文明の見直し
第2章 重ねる―分ける方向からの転換
第3章 考える―第二のルネサンス
第4章 耐える―複雑さを複雑さのままに
第5章 愛づる―時間を見つめる
第6章 語る―生きものは究めるものではない

おすすめコメント

「生きているってどういうこと?」という素朴な疑問や、日常の感覚を大切にしながら、ゲノム研究の成果を踏まえつつ、生命とは何か、人間とは何かを考える。「生命の時代」といわれる21世紀、その新しい「知」の可能性を探る!

出版社・メーカーコメント

生命とは何か? 科学と日常を重ねて考える。21世紀は生命の時代だ。DNA研究は驚くべき新たな知見をもたらしている。難しい言葉ではなく、私達の日常感覚に沿うかたちで、7つの動詞をキーワードに生命及び人間とは何かを考える。

著者紹介

中村 桂子 (ナカムラ ケイコ)  
1936年東京生まれ。東京大学理学部化学科卒業後、同大学院生物化学科修了。三菱化成生命科学研究所、早稲田大学教授等を経て、JT生命誌研究館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)