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日本の外交は国民に何を隠しているのか

集英社新書 0338

出版社名 集英社
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-08-720338-7
4-08-720338-7
税込価格 726円
頁数・縦 186P 18cm

商品内容

要旨

例えば、国連安保理常任理事国入り問題。アメリカにつぐ国連分担金拠出国として、「当然、もっと大きな発言力を」といった説明がされてきた。しかし、国連外交の舞台で、外務省のこうした言い分は詭弁でしかない。そもしも、日本は分担金の恒常的滞納国である。国連予算の約20パーセントもの額を意図的に滞納することによって、日本の外交は国民の知らないところで、何を実現しようとしてきたのか。本書は公になった日本外交の行動、発言資料を丹念に検証することで、その迷走する闇を解き明かすものである。

目次

第1章 国連分担金滞納国・日本
第2章 イラク戦争と国連改革
第3章 常任理事国になって何をするのか
第4章 矛盾する論理と混乱する議論
第5章 国連を乗り越えて暴走し始めた日本
第6章 日本の分担率は不当か

出版社・メーカーコメント

日本外交は、国民を世界のどこへ連れてゆく?国連安保理常任理事国入り問題の頓挫。イラク戦争でのアメリカ追従外交の失敗。さらに東アジア諸国との関係悪化。国民の知らないところで日本外交が進めてきた「迷走する闇」を丹念に解き明かす。

著者紹介

河辺 一郎 (カワベ イチロウ)  
1960年生まれ。東京都立大学人文学部卒業。新聞資料センター主宰を経て、愛知大学教授。専門は国連問題および第二次世界大戦後の日本外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)