奇想の江戸挿絵
集英社新書 ヴィジュアル版 008V
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2008年4月 |
ISBNコード |
978-4-08-720440-7
(4-08-720440-5) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 206P 18cm |
商品内容
要旨 |
北斎をはじめとする江戸の浮世絵師たちにとって、版本の挿絵は重要な仕事であり、そこには、物語作者とのコラボレーション、対決を通じての創造のあくなき追求を見ることができる。北斎・馬琴の『新編水滸画伝』『椿説弓張月』から無名の作者、絵師の作品に至るまで、幽霊や妖怪、異界のものたちが跋扈し、生首が飛び、血がしたたる、残虐とグロテスクに満ちた「奇想」のエネルギーが横溢しており、斬新な技法、表現、意匠の実験が絶えずくりかえされている。本書は、この膨大な版本の世界を渉猟し、新発見の図版などから、現代のマンガ・劇画・アニメにまで流れる日本の線画の伝統の大きな水脈をたどり、その魅力と今日性を浮き彫りにする。 |
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目次 |
はじめに 江戸後期挿絵の魅力 |
出版社・メーカーコメント
江戸挿絵のアヴァンギャルドな魅力を紹介!名著『奇想の系譜』の著者が、江戸期の読本挿絵の世界を再発見する。馬琴+北斎の「八犬伝」「椿説弓張月」から無名の作品まで、膨大な作品を渉猟し、今日の漫画にも通じる魅力を掘りおこす。