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ガンジーの危険な平和憲法案

集英社新書 0505

出版社名 集英社
出版年月 2009年8月
ISBNコード 978-4-08-720505-3
4-08-720505-3
税込価格 748円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

その膨大な講話の中から、憲法にかかわる部分をまとめた『自由インドのためのガンジー的憲法案』が、六〇年前のインドで刊行されていた。しかし、建国の父とまで謳われた聖人の憲法案は、今日に至るまで黙殺されたままである。それは一体なぜなのか?その謎を解く鍵は、産業資本主義の生産方式とライフスタイル、および国民国家の存立根拠とは相容れない幻の憲法案を、もう一度精査することにある。日本国憲法第9条とはまったく異質なその戦争放棄思想は、金融資本主義が壊滅しつつある現在、異様なリアリティをもって我々に迫ってくる。

目次

第1章 最大のタブー(史上最大の非暴力勢力
議論の不在 ほか)
第2章 幻の憲法論の全貌(ガンジーの幻の憲法案との出会い
ガンジー憲法案はユートピアではない ほか)
第3章 起こったことと、起こらなかったこと(ガンジーの新憲法案は平和憲法だ
二種類の平和憲法 ほか)
補論 ガンジー思想の可能性(ガンジーの遺産
現代世界の市民社会 ほか)

出版社・メーカーコメント

憲法九条とはまったく異質な平和思想の全貌とは?インド建国の父とまで謳われた聖人の憲法案は、今日に至るまで黙殺されたままである。それは一体なぜなのか? ガンジーが残した「国家」構想の断片を解読しながら取り扱い注意の平和思想の全貌に迫る。

著者紹介

ラミス,C.ダグラス (ラミス,C.ダグラス)   Lummis,Charles Douglas
1936年、米国サンフランシスコ生まれ。政治学者。元津田塾大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)