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著作権の世紀 変わる「情報の独占制度」

集英社新書 0527

出版社名 集英社
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-08-720527-5
4-08-720527-4
税込価格 792円
頁数・縦 236P 18cm

商品内容

要旨

著作権は、「作品」という情報を占有するための、最強の制度である。ディジタル化やネット化で情報の海が爆発的に広がり、作品の囲い込みが技術的に難しくなっている状況下、著作権の存在感はますます大きくなっている。世界的にコンテンツ産業の再編が進行している現在、著作物の独占と共有のバランスはどうあるべきか。豊かな芸術文化が育まれる制度とは?さまざまな事例を挙げながら、変りゆく著作権のかたちを第一人者が解説する。

目次

第1章 情報の独占制度
第2章 対立するテクノロジーと著作権
第3章 多次的創作の時代‐カヴァー、アレンジと二十世紀芸術
第4章 PD、オア・ノットPD、それが問題だ‐著作権は何年間守られるべきか
第5章 アーカイヴィングの現在‐電子図書館、番組ライブラリー、フィルムセンター
第6章 変容する著作権‐リフォーム論、DRM、パブリック・ライセンス
第7章 擬似著作権と情報の「囲い込み」
終章 情報の「世界分割」

出版社・メーカーコメント

情報占有の最強制度―著作権の現在と未来 著作権ブームを踏まえ、デジタル化やネットの影響を鑑みながら、第一人者が分かりやすく解説。著作権をめぐって様々な動きが錯綜するなかで、芸術文化を育むための新たな方向性についても提示する。

著者紹介

福井 健策 (フクイ ケンサク)  
弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年東京大学法学部卒業、93年弁護士登録(第二東京弁護士会)。米コロンビア大学法学修士課程修了。2003年骨董通り法律事務所For the Artsを設立。専門分野は芸術文化法、著作権法。日本大学藝術学部客員教授、「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」世話人、各審議会・委員会委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)