• 本

渋沢竜彦ドラコニア・ワールド

集英社新書 ヴィジュアル版 017V

出版社名 集英社
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-08-720535-0
4-08-720535-5
税込価格 1,320円
頁数・縦 235P 18cm

商品内容

要旨

フランス文学者、作家、エッセイストとして、文化のさまざまな局面に力強いくさびを打ち込み、圧倒的な支持を受けた澁澤龍彦は、没後もなお光彩を放ち、人びとを惹きつけてやまない。そして自ら「ドラコニア」と名づけた「龍彦の領土」には、澁澤龍彦の少年のような無垢な心を感じさせるオブジェが、今も息づいている。本書は、それらのオブジェを、写真家・沢渡朔があるがままにとらえた写真と、澁澤龍彦自身の文章で構成した、ドラコニア・ワールドのオブジェ編であり、サド、エロチシズムと並ぶ澁澤龍彦の主要なテーマ「オブジェ」を具体的に浮かび上がらせたものである。

目次

プロローグ(私のコレクション
過ぎにしかた恋しきもの)
1 髑髏の巻(髑髏
絵のある石 ほか)
2 アストロラーブの巻(アストロラーブ
時計 ほか)
3 人形の巻(四谷シモン
ベルメール ほか)
4 庭へ(声
日時計)

出版社・メーカーコメント

澁澤龍彦愛蔵のオブジェを沢渡朔が撮りおろす。 澁澤龍彦が残したオブジェに纏わる文章を龍子夫人が精選、写真家・沢渡朔撮りおろしのオブジェ写真を付して構成するヴィジュアル版新書。初公開を含む愛蔵品の数々を紹介、澁澤の新しい魅力を掘りおこす。

著者紹介

澁澤 龍彦 (シブサワ タツヒコ)  
1928年、東京生まれ。フランス文学者、作家、エッセイスト。サド、コクトー、バタイユなどの翻訳のほか、マニエリスムやエロチシズムを追究したエッセイを著し、小説や美術評論の分野でも活躍した。81年、『唐草物語』で泉鏡花賞を、87年、『高丘親王航海記』で読売文学賞を受賞。87年8月没
澁澤 龍子 (シブサワ リュウコ)  
1940年、鎌倉生まれ。エッセイスト。69年、澁澤龍彦と結婚。以来、澁澤龍彦の執筆活動に大きな刺激を与えてきた
沢渡 朔 (サワタリ ハジメ)  
1940年、東京生まれ。写真家。70年代に入ってから『ナディア』『少女アリス』などの写真集で独自のエロチシズムを表現し注目され、今も旺盛な創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)