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ルポ戦場出稼ぎ労働者

集英社新書 0536

出版社名 集英社
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-08-720536-7
4-08-720536-3
税込価格 946円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

現代の民営化が進む戦争では、世界中の貧しい人々が集められ、基地や建設現場などの危険地帯に派遣され、労働者として働いている。こうした出稼ぎ労働者なしでは、もはや軍事的なオペレーションは、成立し得ないのだ。著者は自ら出稼ぎ労働者となり、イラク軍基地訓練施設に単独で潜入した。グローバル化世界における、世界の貧困を前提にした戦争ビジネス、その実態に迫った貴重なルポルタージュ。

目次

第1章 イラク戦場労働への道(イラク行き急募
クウェート就労ビザが必要? ほか)
第2章 戦場労働の心得(拘束の三年間
バグダッド空港・基地 ほか)
第3章 戦場の料理人(激戦地ディワニヤ
居住区の衛生管理 ほか)
第4章 戦火の中で(奴隷労働
銃を突きつけられる ほか)
第5章 戦場で働くということ(戦争は「安い命」で
戦争の民営化と戦場労働 ほか)

出版社・メーカーコメント

究極の「派遣労働」の現場をゆく! 現代の民営化された戦争では、世界中の貧しい人々が集められ、基地建設などにおける派遣労働者として危険地帯で働いている。一介の出稼ぎ労働者として潜入、その実態に迫った貴重なルポルタージュ。

著者紹介

安田 純平 (ヤスダ ジュンペイ)  
1974年埼玉県出身。ジャーナリスト。一橋大学社会学部卒業。1997年より信濃毎日新聞記者として、北アルプスし尿処理問題や脳死肝移植などを担当。2003年よりフリー。2002年よりイラクを取材し、2004年の取材中に地元武装自警団に拘束される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)