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江戸っ子の意地

集英社新書 0592

出版社名 集英社
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-08-720592-3
4-08-720592-4
税込価格 770円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

徳川幕府が倒れた明治維新。それは、時代劇でお馴染みの与力や同心たちなど、大量の徳川家家臣=幕臣たちの失業を意味した。しかし彼らは、そのまま負け組として消えてしまったわけではない。新政府への反骨を胸に秘めながら、政界、言論界、実業界などで多くの「元幕臣」たちが頭角を現し、日本の近代化を下支えしていく。そして明治中期には、自分たちを育んだ「江戸」を後世へ伝える活動を立ち上げるのだ。薩摩・長州藩を主役とする従来の歴史叙述では描かれることのない、新たな幕末維新史。

目次

プロローグ もう一つの無血開城
第1章 江戸町奉行所最後の日
第2章 江戸の解体
第3章 東京府の混乱
第4章 幕臣たちの巻き返し
第5章 町奉行所のOB会の結成

出版社・メーカーコメント

薩長だけじゃない「もうひとつの明治維新」 明治維新によって失業した徳川家家臣=幕臣たち。彼らは新時代をどう生き抜いたのか。敗者の地位に甘んじることなく、薩長への反骨精神をバネにして新国家に活力を与えた「旧幕臣の生き方」を描く。

著者紹介

安藤 優一郎 (アンドウ ユウイチロウ)  
1965年生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。JR東日本大人の休日倶楽部、東京理科大学生涯学習センター、NHK文化センターの講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)