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話を聞かない医師思いが言えない患者

集英社新書 0593

出版社名 集英社
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-08-720593-0
4-08-720593-2
税込価格 924円
頁数・縦 222P 18cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

病院で受診する際、自分の症状や気になっていることをうまく伝えられず、医師の対応に不満を感じた経験はないだろうか。実はこのような場合、医師もまた患者の期待に応えられなかったことに忸怩たる思いを抱くことになる。そう指摘するのは、臨床と医学教育の現場に長く身を置き、現在は東京医科歯科大学大学院循環器内科教授を務める著者である。患者と医師とのコミュニケーション不全はなぜ生じるのか。その理由として、著者は「患者と医師の世界の違い」をあげる。本書では患者側、医師側それぞれの考え方に言及しながら、両者の世界の違いを明らかにしていく。また、良好なコミュニケーションを図るためにはどうすればいいかといった改善策もあわせて提示している。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2011年7月13日])

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商品内容

要旨

病院での受診の際、症状や心配していることをうまく伝えられず、受けた治療に不満を感じた経験を持つ人は多いのではないだろうか。こういう場合医師の側も、患者の期待に応えられなかったことに忸怩たる思いを抱くことになる。医療現場でのトラブルは実は患者と医師のコミュニケーション不全に起因するものが多い。言い換えれば患者と医師の会話がうまくいっていれば、防げる問題も多い。受診するとき心配事を上手に伝えるにはどうしたらよいか、医師は患者の思いをどうやって汲み取ったらよいか、臨床と医学教育の現場に長く身を置いてきた医師が具体的に提言する。

目次

1 コミュニケーションの失敗による不幸
2 コミュニケーションギャップの形成
3 異文化に生きる患者と医師
4 患者の世界
5 医師の世界
6 科学的根拠に基づいて行う医療の功罪
7 患者と医師の新たな接点を求めて

出版社・メーカーコメント

なぜ患者と医師の会話はかみあわないのか? 患者が医師に症状を伝えられずもどかしく思う場合は多い。医師も患者の期待に応えられないジレンマを抱えている。両者のコミュニケーション不全の解決策を臨床医・医学教育者の立場から提言する。

著者紹介

磯部 光章 (イソベ ミツアキ)  
1952年東京生まれ。東京大学医学部卒業。東大第三内科を経て、ハーバード大学マサチューセッツ総合病院に留学。信州大学助教授から2001年より東京医科歯科大学大学院循環器内科教授。「サイエンス」「ランセット」などに論文多数。日本循環器学会八木賞、日本心臓財団佐藤賞など受賞。日本循環器学会監事・心臓移植委員、日本心不全学会理事・会長、日本学術会議連携会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)