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ゴーストタウン チェルノブイリを走る

集英社新書 0608 ノンフィクション

出版社名 集英社
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-08-720608-1
4-08-720608-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

「チェルノブイリの原子炉から二五〇キロメートル圏内では、二〇〇〇を超える街や村が消えた。毎年ここに来る度に、朽ちていくものが増えていく」一九八六年の事故から四半世紀後のチェルノブイリの世界。放射性物質による汚染の末に無人となり、時間が消えた大地をモーターサイクリストにして写真家のエレナ・ウラジーミロヴナ・フィラトワが走破する。本書は、廃墟に残るかつての暮らしの気配をたどり、人工物を無造作に覆いつくしていく自然、そして原子力災害の現実を静かに表現した詩的文明批評である。

目次

第1章 ゴーストタウン
第2章 オオカミの大地
第3章 二〇〇七年春
第4章 冥王の国(プルート・レルム)

出版社・メーカーコメント

チェルノブイリの事故の実相を伝える詩的文明批評 写真と文で伝える事故から20年後のチェルノブイリ。放射能汚染で移住を余儀なくされた人々の、かつての生活のぬくもりの残骸を求める孤独なバイクの旅。原発事故に揺らぐ日本人必読の詩的文明批評。

著者紹介

フィラトワ,エレナ・ウラジーミロヴナ (フィラトワ,エレナウラジーミロヴナ)   Filatova,Elena Vladimirovna
1974年ウクライナ、キエフ生まれ。モーターサイクリスト。写真家。チェルノブイルの証人として撮影を続けている
池田 紫 (イケダ ユカリ)  
1975年神奈川県生まれ。翻訳家。慶應義塾大学にて博士号を取得。エレナ・ウラジーミロヴナ・フィラトワのウェブサイトの邦訳を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)