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TPP黒い条約

集英社新書 0695

出版社名 集英社
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-08-720695-1
4-08-720695-5
税込価格 836円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

衰退するアメリカ。そのアメリカ依存から抜けられない日本。この構図のなかで、いま、アメリカが日本を徹底的に搾取しようとしている。それがTPPの正体だ。TPPが日本の成長を助ける自由貿易協定だというのは真っ赤な嘘。99%のわれわれ国民に対して、1%のグローバル企業・超富裕層が仕掛けた罠なのだ。その内実を国民に知らせぬまま条約批准に向かって突き進む政府。黒い条約・TPP締結後の日本はどうなるのか?『TPP亡国論』の中野剛志とこの問題を早くから掘り下げてきた気鋭の論客たちが、TPP参加に最後の警鐘を鳴らす!

目次

第1章 世界の構造変化とアメリカの新たな戦略―TPPの背後にあるもの
第2章 米国主導の「日本改造計画」四半世紀
第3章 国家主権を脅かすISD条項の恐怖
第4章 TPPは金融サービスが「本丸」だ
第5章 TPPで犠牲になる日本の医療
第6章 日本の良さと強みを破壊するTPP
第7章 TPPは国家の拘束衣である―制約されるべき国家か、それともグローバル化か

出版社・メーカーコメント

★TPP参加は「主権」の投げ売りだ!

【刊行にあたって―中野剛志】 2011年3月に『TPP亡国論』を上梓したのに、なぜまたTPP(環太平洋経済連携協定)をテーマとした書を刊行するのか。その理由について、編者として一言、申し上げたい。 『TPP亡国論』でも明らかにしたと思うが、私の目的は、TPPに対する批判もさることながら、それ以上に、TPP批判を通じて、日本人の「論の進め方」に異を唱えることにあった。 『TPP亡国論』の出版から、TPP交渉への参加が決まるまでの約二年の間、本書各章の執筆者を含む多くの論者たちの努力により、TPPが孕む重大な問題点がいくつも浮き彫りになった。それにもかかわらず、この間、TPP賛成論者の「論の進め方」には、改善どころか、変化すら見られなかったのである。 だから、再び、問い糺さなければならないのだ。 【内容紹介】 衰退するアメリカ。そのアメリカ依存から抜けられない日本。この構図のなかで、いま、アメリカが日本を徹底的に搾取しようとしている。それがTPPの正体だ。TPPが日本の成長を助ける自由貿易協定だというのは真っ赤な嘘。99%のわれわれ国民に対して、1%のグローバル企業・超富裕層が仕掛けた罠なのだ。その内実を国民に知らせぬまま条約批准に向かって突き進む政府。黒い条約・TPP締結後の日本はどうなるのか? 『TPP亡国論』の中野剛志とTPP問題を早くから掘り下げてきた論客たちが、TPP参加に最後の警鐘を鳴らす!

著者紹介

中野 剛志 (ナカノ タケシ)  
評論家。元京都大学大学院准教授
関岡 英之 (セキオカ ヒデユキ)  
評論家・ノンフィクション作家
岩月 浩二 (イワツキ コウジ)  
弁護士。「TPPを考える国民会議」世話人
東谷 暁 (ヒガシタニ サトシ)  
ジャーナリスト
村上 正泰 (ムラカミ マサヤス)  
山形大学大学院医学系研究科教授
施 光恒 (セ テルヒサ)  
九州大学大学院比較社会文化研究院准教授
柴山 桂太 (シバヤマ ケイタ)  
滋賀大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)